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自分ひとりで、何かやり遂げた経験が欲しかった【体験談vol.3】

2018.10.23

ガレナに挑戦したきっかけ

私が実践型インターンシップ『ガレナ』の存在を知ったのは大学1年の冬でした。その時はなんとなく民間志望と考えてはいましたが、”働く”ことに具体的なイメージが持てずにいました。

私は、学生団体に所属していたのですが、チームの一員として活動したことはあっても、これまでの学生生活で自分ひとりで何かをやり遂げたという成功体験がなく、ずっと自分に自信がありませんでした。学生のうちに1度は、自分の力を試したい、知りたいと思っていました。その思いは変わらず、1年後、大学2年の冬に挑戦を決めました。

▲プロジェクト初日の様子

 

地域に愛される”場づくり”に挑戦

地域の暮らしを支える、ガス・水道・リフォーム会社(石川県白山市)がつくった地域のコミュニティスペース「わくわく幸せ工房COTO×COTO」の『ファンづくり』を目的に、”イベント企画・運営”と”SNSでの情報発信”を行いました。

▲COTO×COTOのカード

「学生と地域で活躍する経営者の交流会」や、ご近所さんの集いを復活させた「お茶会イベント」、家族で楽しめる「夏祭りイベント」など、地域住民がCOTO×COTOに関心をもってもらえるようなイベントを数多く企画・運営しました。

また、同時にFacebookを活用してCOTO×COTOのイベントの様子をリポートし、地域外からの関心を高める情報発信を行いました。

▲企画したイベントの様子

 

はじめての挫折とそこからの気づき

はじめての挫折はインターン開始から2か月目に行った社内向けプレゼンでした。社員の方に、COTO×COTOの新たなシンボルとして「石窯」の製作と「石窯」を使用した地域向けイベントの開催の計画を伝えるプレゼンをしました。インターン残り4カ月の計画の理解と協力を依頼するという目的で行ったプレゼンでした。

しかし、想定外にも、社員の方からプロジェクトに対する数多くの懸念や反対の声が出てしまい、社員の方の賛同が得られていないという状況をその場で初めて知ることになりました。このままではインターンのメイン企画を進めることができないと思い知った出来事でした。

その後は、プレゼン失敗の原因を洗い出しました。課題のひとつひとつをクリアにし、徐々に協力者を増やしていくことができました。課題の中でも1番大きな問題は、自分の意見を伝える時、相手の考えを理解しないままに、感情まかせに伝えてしまったことでした。自分の主張を相手の立場から考えたうえで、協力してもらえるようなアプローチをすることの重要性に気づきました。

2つの変化

ガレナを始める前の私は、自分の意見を押し通すというより人の意見に合わせる性格で、そのうえ、人に頼ることが苦手で自分だけでやろうと何でも抱え込んでしまうタイプでした。しかし、半年間のインターンでそんな自分が少し変わったことが2つあります。

1つ目は、失敗が”悪いこと・避けるべきこと”ではなく、行動して失敗だったとわかったことが成果であると思えるようになったことです。反省を次にいかすことができれば失敗は前向きな行為だと知ることができました。

2つ目は、プロジェクト成功にはチームづくりにあるということに気づいたことです。プロジェクトリーダーとして学んだことは、自分の意志を大切にし、相手を理解したうえで自分の意見を伝えることをあきらめないことと、1人で頑張るのではなくチームになることです。チームとなって力を合わせることで広がる可能性や達成感を経験することができました。

▲社員さんや地域の方との石窯作り

 

インターンの成果
<地域のCOTO×COTO・社内のCOTO×COTO>

半年間で計6回のイベントを行い、COTO×COTO来場者数は200人以上となりました。6回のイベントの中でも、特に多くの人を巻き込んだのは、COTO×COTOの新シンボルである「石窯」をつくるプロジェクトでした。

地域住民の方々や社員の方と1から石窯づくりを行い、それまで課題となっていた、地域住民の「COTO×COTO」に対する敷居が高いというイメージを変え、「石窯」と「COTO×COTO」に愛着をもっていただけるようになりました。

▲完成した石窯

また、これまでCOTO×COTOに関わることが少なくCOTO×COTOの魅力をまだ知らない段階であった社員の方も、このプロジェクトへの協力を機に、徐々にCOTO×COTOで開催するイベントのためにチームとなっていきました。イベント終了後には、COTO×COTOが目指す理想の一つを社員全員が体験することができ、会社の1事業としてCOTO×COTOをより発展させる第1歩となる社内の意識改善につながりました。

 

まずは1歩!

「社会を知ること、その中での自分が与える影響力をリアルに感じること」ガレナでは、学生の立場でありながら地域や社会というフィールドで挑戦でき、本当にいい経験になりました。

インターン中は何度も何度も自分と向き合い、そのそばには二人三脚でサポートしてくださるコーディネーターさんの存在がいます。だから安心して挑戦することができます。そして、全力で向き合ったインターン終了後には、きっと新たな自分を見つけることができます!ぜひ一歩踏み出してみませんか?

 

※森本さんは、実践型インターンシップセミナー「キャリスタ」でもお話いただく予定です◎

詳しくは>>http://g-garena.jp/intern2018summer

▲ピザを焼いている様子

 

 

ガレナ生紹介
名前 森本あゆみ
大学名と学部 金沢大学地域創造学類
受け入れ先 株式会社水上商会
プロジェクト内容 http://g-garena.jp/project/mizugamisyoukai_1
当時の学年 大学2年生
期間 6ヶ月
キーワード 地域、イベント企画