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将来は長野で「仕事をつくる」地域仕掛け人へ

2017.2.27

大学入学時から地元(長野県高山村)に帰ろうと決意していたという竹内さん。しかし大学1、2年時の東日本大震災の復興ボランティアの活動の中で、東北の田舎の地を自ら歩き、現地の人と関わったことでその考えが少し変化したという。それは、地元で自ら「仕事をつくる」ということ。

そんな竹内さんがなぜ「長期実践型インターンシップ」に挑戦しようと思ったのか?なぜ現在一年間休学を決意し、地元に戻ったのか?お話を伺いました。

名前/大学名 竹内大貴/金沢大学経済学類
インターンシップ先 KAKUMA NO HIROBA(現:株式会社ガクトラボ)
インターンシップ期間 3年次5ヶ月間
  2015年 信州若者1000人会議 大賞受賞


なぜ「長期実践型インターンシップ」?

大学卒業後は地元(長野県高山村)に帰ろうと思っていましたが、大学1、2年時の東北での東日本大震災復興ボランティア活動を通してその被害の痛ましさを知る共に、田舎の若者不足という現状に直面しました。では、なぜ田舎に若者がいないのか?と考えた時に、突き詰めれば、そこに若者の仕事がないからということに気づいたんです。それで「自分が作ればいい!」と思いたって、そのために必要な経験や知識を得るためにはどうしたらいいのだろう、と模索しはじめました。

そんなことを思っていた大学2年生の12月に地域イノベーターとして大学に講義に来ていた仁志出さん(KAKUMA NO HIROBA 代表)が「長期実践型インターンシップ」事業の立ち上げに関わる学生を募集しているという話を聞いたんです。「あ、今の僕に必要な能力や経験をここで身につけられる!」と直感し、インターンシップを決意しました。

特別な誕生日

インターンシップ駆け出しの頃は、秘書みたいでした。でもそれじゃダメだって思って、インターンシップ生目線で、「長期実践型インターンシップ」に挑戦する企業を開拓するための提案をしていったんです。そしたら、代表から営業の「最初のほう頼む!」と新規開拓を任されるようになりました。印象的なエピソードとしては、友人達が誕生日のサプライズパーティーを企画してくれたのですが、途中で「ごめん、営業資料作るし帰るわ!」といって、メインゲストである僕が早退したことですね。(笑) でも、「長期実践型インターンシップ」開拓事業は楽しくてやりがいを感じていましたし、最終的には営業を2社とってくることに成功しました。

大切していたこと

常になぜKAKUMA NO HIROBAでインターンシップに挑戦しようと思ったのか、という根本の理由を意識していました。僕の場合は地元で「仕事をつくる」という目標があって、そのために新規事業の立ち上げに関わりたいという思いがあって。やっぱり、ただ作業をしているだけじゃつまらないインターンシップになってしまうと思うんです。

高山村の仕掛け人

インターンシップを通して出会った起業家や地域で頑張る人達の姿が僕の目に焼きついて、インターンシップ終了時から本格的に地元で仕事をつくる行動にでました。地元の村長さんとお話したり、現場に足を踏み入れたりしましたね。確実に言えるのは、KAKUMA NO HIROBAで出会った人々が僕の背中を押す要因のひとつになったということです。現在は一年間休学をし、地元高山村で地域を活性化させる仕掛け人になってやろうと奮闘しています。「あ、高山村の竹内君!」なんて言われることも増えてきて、嬉しい限りです。

最適な選択肢=長期実践型インターンシップ

学生時代、やりたいことをやればいいと思います。でも、就職活動という道を通るにあたっては、学生は社会と関わる接点が少ないからこそ、その準備を早くし、濃くするにこしたことはないです。人生のうち、働いている時間のほうが長いんだから、”働く”を考えるキッカケという意味でも長期実践型インターンシップは最適な選択肢だと僕は考えます!