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髪を失った私にしかできないことを、今しか出来ないことを【インタビュー企画】

2019.12.10

日頃、自分の周りの友達が授業外で何をしてるか?他学年・他大学の大学生が何に取り組んでいるかなんてあまり知る機会はないですよね。でも、気になりませんか?

このコラムは、様々な大学生を紹介するとともに、○○に興味あるけど、こういうことできるのかな?というヒントに繋がることも掲載していく企画です◎

1分ほどで読めるので、ちょっとした隙間時間に読んでみてください。

今回は特別編。高校生の坂口さんにインタビューしました。

金沢二水高等学校2年の坂口歩さん。先日行われた学生によるプレゼン大会「カノウセイフェス」で大賞を受賞されました。発表したプレゼンは、病気など様々な理由で、髪を失った女性たちの輝きを発信するASPJ(Alopecia Style Project Japan)の活動内容です。

プレゼンを聞き終わった多くの人々に囲まれる笑顔の坂口さんが印象に残りました。そんな坂口さんの想いに迫ります。

▲投票の結果、大賞に選ばれました。

―――カノウセイフェスに参加したきっかけは?

知り合いの方が教えてくれて。高校じゃこんな機会きっとない、自分のカノウセイをもっと広げたいと強く思ったからです。

▲カノウセイフェスの会場の様子です。

――――ASPJの活動をプレゼンしようと思ったのは?

ASPJは髪を失った女性たちの写真展やファッションショーを東京を中心に開催しています。プレゼンで1人でも多くの人に知ってほしくって。髪のない女性を見慣れてほしくて。

――――ASPJの活動に参加しようと思ったのはなぜですか?

私も病気で髪を失って、ずっと団体だけ知っていて気になっていました。自分にもできることがないかな?と思い、自分から連絡してみました。

――――坂口さんは何か活動をされているのですか?

Instagramで髪のことを公開しました。美術部の友人にペインティングしてもらって。髪のことで悩んでいる人の支えになりたくて。

▲プレゼンをしている坂口さんの様子

――――これからやってみたいことはありますか?

まずはASPJのポスターを作り、病院に貼ってもらおうと考えています。私は髪のことで悩んでいたけれど、ASPJに出会って前を向けたからです。

――――こんな風に前向きに行動できる秘訣は何ですか?

自分にできることがないかな?という想いが強いです。髪を失った私にしかできないことを、今しか出来ないことを、全力でやりたいんです!


坂口さん、ありがとうございました!一つ一つのコメントに力強さを感じました。多くの方にメッセージが届くといいなと思います。