創業は1863年と今から156年前。丸八製茶場ははじまりました。
時代とともに柔軟に変わりつつ、新しいチャレンジもしています。
1.丸八製茶場の想い
丸八製茶場は、農家から買い取った茶葉を焙煎して、商品化したものを販売している会社です。156年続いている、と言われると少し堅苦しいイメージがあるかもしれません。しかし、世の中のニーズや流れに合わせて商品の見せ方や店舗のあり方にも工夫がされています。
丸八製茶場を引っ張るのは、丸谷社長。丸八製茶場を経営していく上で、丸谷社長には大切にしたい想いがあります。
それは、お茶本来の価値を取り戻したいという想いです。今や、お茶と言われれば多くの人が、外で購入したペットボトルを連想するでしょう。しかし、お茶はもともと家庭に当たり前にあり、家族団欒やコミュニケーションを生む役割も果たしていました。お茶が生む人と人の繋がりや会話の機会を、お茶屋として取り戻せないかと考えています。
2.これまで
江戸時代から続く、丸八製茶場は昭和まで安いお茶を取り扱う卸し中心の会社でした。転機となったのは、現丸谷社長のお父様の時代です。昭和天皇が石川に来られることになり、その際にお出しするお茶に、丸八製茶場のお茶が選ばれました。
当時、主力商品だった棒茶は安いお茶という認識が強くありました。しかし、昭和天皇にお出しするため原料から見直し、高品質なお茶へと変わることになりました。その出来事をきっかけに、安いお茶を取り扱うことから、高品質なお茶を直接お客様へ届ける会社へと切り替わっていきました。
3.これからとプロジェクトについて
丸八製茶場がこれからさらにやっていきたいことは、値段が高くてもそれだけの価値がある、と感じていただける様なお茶を提供することです。これは、お茶に関わる農家や周辺の産業にとっても大切です。そのためには、さらなる品質の向上と品質だけではなくお客様に対するサービスも高めていきたいと考えています。
そうしたお茶をお届けしていくため、一番最初にやりたいことが現場改善と社員さんの意識改革です。素敵な想いを持たれ経営されているものの、現場(特に製造)にはまだまだ改善できることがたくさんあります。
そのため、まずは社員さん自身が現場や身近なところから自ら考え、動いていけるような会社にしていきたいと考えています。例えば、掃除のやり方ひとつ、作業方法一つをとっても変えていくことができます。このプロジェクトでは、インターン生自身が現場改善に取り組みつつ、社員さんの意識を変えていきます。
現場改善と社員さんの意識改革。この二本柱は、これからの丸八製茶場にとってとても重要なプロジェクトとなります。想いに共感し、現場から会社を変えていくそんなプロジェクトに関わってくれるインターン生を募集します!