プロジェクトの背景
とても手間暇をかけ、おいしく味の良い野菜を作っている。けれども、出荷量やサイズの規定、時期的な問題から質の高い野菜を泣く泣く捨ててしまう。そんなおいしい野菜を使って、商品開発をし料亭や結婚式のコースで使われる料理になれば素敵だと思いませんか?
今回のプロジェクトはそれを実現するためのものです。今、どれだけの農産物が出荷されず余っているか、安く買い叩かれているのかを農家からヒアリングします。質は高い、そしておいしいけれど販売できていない農産物を世の中に出していく、そんな仕事に挑戦します。
生産者と消費者を繋ぐプロデューサー
受け入れ企業である、(株)松本は創業から50年以上続く食材卸しの会社です。卸先の中には、有名料亭や星付き飲食店もあります。元々は料理人から注文を受けた食材を生産者や市場から買取り、それを右から左へと流す普通の食材卸しでした。しかし、それでは価格競争から到底大手卸売会社に勝つことはできません。
「このままではだめだ!松本だからこそできる仕事をしたい!」現在の社長、松本さんはそう考えました。そして、他社と差別化するため、料理人のニーズを直接伺いそのニーズに合った食材を加工し、時にはオリジナルメニューを提案する挑戦をはじめました。そして、農家から買い取った食材に一手間を加え、消費者が喜ぶ形にする。松本は言わば、生産者と消費者を繋ぐプロデューサーとなっていきました。
今後の挑戦
仕事を行なっていく中で、少しずつ農家や料理人の信頼を得てきました。そして、今後特に力を入れて行きたい事業が、質が高いのに捨ててしまっている食材や、価値に見合わない価格で取引されている食材を買取り加工して卸す事業です。これができれば、野菜の価値に見合った収入を得られる農家を増やすことができます。そしてまさしく、(株)松本でしかできない事業を展開していくことができます。
ガレナ生の役割
(株)松本のガレナ生の受け入れは、今回で3人目となります。先輩ガレナ生の活躍から、商品開発に繋がるケースも出てきました。3人目のガレナ生は引き続きヒアリングをするとともに、タイミングと農作物を考慮して商品開発にも取り組んでいきたいと考えています。
県内の農業を知り、生産者のサポートを仕事として行いたい。または、広く農業に興味があるそんなガレナ生を募集します!(※タイミングがどうしても合わない場合は、商品開発が難しいこともあります。興味のある方は、コーディネーターにご相談ください。)